【当事者意識はあるのか!】

お疲れ様です。コラムをご覧いただき、ありがとうございます。

紬マネージメント株式会社の代表 河村一と申します。

このコラムは、会社経営のあるある 困りごとの知恵袋と題しまして、経営のヒントや私が日常生活の中で素直に感じたことを、必要な方にお届けするコラムとなります。

宜しくお願い申し上げます。

私が思う当事者意識とは物事に対して「自分の責任」と捉え、主体的に働きかけをしようとする意識のことです。 誰かがやってくれるだろう、自分とは関係ないといった「他人事」ではなく、「自分のこと」として問題や課題に取り組む姿勢です。 「主体性」や「責任感」とも言い換えられます。

この当事者意識を持つことに、あまり役割や立場は関係ないと私は思います。

当事者意識のある者は、自分の役割を2000%果たそうと行動します。

逆に、当事者意識がない者は徹底的に結果を出さないどころか、足を引っ張る結果を

だす。これが非常に厄介な考えで誰かがやってくれるだろうと、甘い考えを念頭に置いて行動するようになる。

この甘い考えをもっているのが経営者なら、その状況はなおさら最悪な結果を招くことになる、自己中心的な考えで会社の資金や人材を放漫経営で浪費し会社の体力を疲弊させる。

少し前に実際に支援をさせて頂いている企業の社長が、資金調達が必要な時に、こんな事を彼が言ったのを聞いた私達はかなりのショックを受けた。

資金調達が必要な時に「無い袖は振れない」それから「僕は前回出したから次は〇〇の番だよ」

その会議に同席していた私達は耳を疑った。仮にも彼は自らを創業者であると豪語していたし、現に代表取締役である。

創業者で会社の危機に「ない袖は振れない」と言った奴は初めてみた。

極めつけは、共同代表者であるもう一人の代表取締役と私達で資金調達の会議をしている最中にも関わらず、用事があるから先に行くと、席を立ち行ってしまった・・・。

この資金調達の会議より今重要な用事や予定などあるのだろうか?

資金の目途が立たなければ、会社規模を縮小して雇用契約も条件変更を申し入れたり、最悪の場合解雇という事態にもなり兼ねない状況で、あまり猶予はない。

資金調達は最重要課題であるのに・・・。

当事者意識がない者の行動とは、こんなにも無責任で自分勝手なお粗末なものになる。

幸いにも、もう一人の代表取締役が、社長の覚悟をしっかりとお持ちの当事者意識を秘めた方だったので、事は運び前に進むことができる。

当事者意識がない者は、非常事態の状況から這い上がる事なく滅び、当事者意識がある者は非常事態の状況から生き延びる。

今回の事態の中で私達が感じた事です。

事を進めるには、この当事者意識なしではどのような事も進まず、求める結果も出せない。

結果を出したければ、被害者根性を捨て自らの力で立ち向かうしか方法はないと思う。

それほど、この当事者意識とは重要な事だとしみじみ思う。

本日もありがとうございました。

※写真は先日、東京出張の時にふらっと入った 四谷の酒肴 味さんの 鯖のお刺身!!

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この記事を書いた人

長く企業の財務経理の現場に携わる中で、数字こそ経営状況が表れると切実に感じております。数字と密に接してきた経験を活かし、数字を通して会社の状況を的確に判断し、解決策を講じられると思っております。

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