お疲れ様です。コラムをご覧いただき、ありがとうございます。
紬マネージメント株式会社の代表 河村一と申します。
このコラムは、会社経営のあるある 困りごとの知恵袋と題しまして、経営のヒントや私が日常生活の中で素直に感じたことを、必要な方にお届けするコラムとなります。
宜しくお願い申し上げます。
今回は私が経験した、ベンチャー企業であった事をシリーズでお届けします。
起業して最初は創業者が一人でコツコツ事業を整えて、お客様が一つから二つ、三つと増えて新規開拓を進めると、社長一人の力では業務が回らなくなり、新たに人を雇い入れたり、役員に新しく人を迎えたりしているうちに、組織というものになり初めて『会社』とうものになっていくのだなぁといくつもの企業と関わりそう感じます。
この『会社』という日本語ができた理由は諸説ありますが、明治時代初期にcompany(カンパニー)という英語が日本に入ってきて、元々日本には『会社』そのものがまだ存在していなかった為、その頃作られた言葉で、『会う社(やしろ)』という意味で作られたと聞いたことがあります。昔は会合があると氏神様の社に集合して、会合をしていたなごりからそうしたそうですよ。なんとも日本人らしいニュアンスですね。
組織ができて『会社』になったあたりから、会社の業績は段々と伸びて『会社のお金』の管理が必要になってきます。私が最初に財務経理の経験を積んだ会社も急成長を遂げ、年商も一気に前年度の二倍に跳ね上がりながらも、勢いがまだこれから伸びるベンチャー企業でした。
社員数は全社で30名ほどで、事業内容は広告代理店及び貸し会議室事業・サービス付きレンタルオフィス事業が柱の会社で、平均年齢はたしか27歳と当時にしては珍しく若く、活気あふれる会社でした。
しかし、ここにはある問題があって・・・。 その問題とは、あまりに急成長しすぎた事と、財務経理の役割を取締役たちが交代で行っていたため、完全に会社の金庫番が不在の状態で13期を迎えていました。
取り組んだ最初のミッションは、売上計上の正常化と期首から6か月も仕分入力されていない試算表の作成でした・・・。
え!年商2億で13期目の企業でそんな事ってある?という感じの事が現場では起きていました。中々レアケースですが、急成長のベンチャー企業には大なり小なりこのような事はあるのだと思います。
次回はこの状況をいかに切り抜けたか?
そして、さらに詳しい状況と実践してきた解決方法をお届けしたいと思います。
本日もありがとうございました。
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