お疲れ様です。コラムをご覧いただき、ありがとうございます。
紬マネージメント株式会社の代表 河村一と申します。
このコラムは、会社経営のあるある 困りごとの知恵袋と題しまして、経営のヒントや私が日常生活の中で素直に感じたことを、必要な方にお届けするコラムとなります。
宜しくお願い申し上げます。
ここ最近の支援先には、創業者の方も二代目・三代目の方にも関わるようになり、その方達の年齢も幅広く、また様々な業界の社長とお付き合いをさせて頂いています。
そんな中で、『跡継ぎ問題』の話が多くの会社でクローズアップされています。
ある会社の社長の後継ぎに対する決め事は、今から紹介するとても明確なもので、そのような人物が跡継ぎならば、会社の発展も間違いないだろうと感じます。
第一に、『社内の人望があること』 第二に『生抜き社員であること』第三に『仕事ができること』
この『社内の人望があること』を一番にしたのは、さすが!と感銘をうけました。
社長たるもの、人望なくして社業などできるわけがありません。ふんぞり返って威張るだけの能無し社長にだれがついていきたいと思います?
昔の人はよく言ったもので、『一匹の羊に率いられた100頭のライオンはすぐに滅びる』
私はふんぞり返って、ただ威張るだけの能無し社長のもとでは仕事をしたいと思いません!
皆さんも本音はそうでしょう?ただ、生活のために仕方がなく従っている場合もありますし、やむを得ない理由でそうしなければいけない事もあると思いますが・・・。
それにしても跡継ぎの条件に人望を第一にした素晴らしい社長もいますし、御年70を過ぎても跡継ぎに社業を任せずご自身で頑張っている方もいます。
ただ、ご高齢の場合に私が常に感じる事は、バトンを渡すタイミングは、そう易々とは巡ってこないという事です。
跡継ぎ問題は渡す側だけの問題ではなく、受け取る側にも相当の覚悟と力量が試されます。
『社長』という役割は本当に責任重大です。その責任は社内だけに及ばす、社外にも大きく影響しますからね。その役割をどのタイミングで渡すのか?これは、社長業の中でも最も難しく、重要な役割だと思います。
社長というのは、引き継げば就任することはできますが『成る』にはやはりその人物の力量と経験値がものを云います。何なら、『社長の力量=その会社の力量』といってもいいくらいです。
だから、社長の役割に『跡継ぎを育てる』というミッションを自分自身に課さず、先延ばしにした場合は、その会社の未来の可能性はだいぶ減ります。
現に、そのような会社を沢山みてきましたから、これだけはハッキリ言えます。
『跡継ぎ選び』を軽んじた経営者に未来はない!
本日もありがとうございました。
※写真はお気に入りの 今年のとれたてホップ!
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