明けましておめでとうございます。
今年の最初のコラムになります
紬マネージメント株式会社の代表 河村一と申します。
このコラムは、困りごとの知恵袋と題しまして、経営のヒントや私が日常生活の中で素直に感じたことを、必要な方にお届けするコラムとなります。
宜しくお願い申し上げます。
私達が取り組む事業再生の現場では、様々な問題点があります。
問題点の原点のほとんどが、ヒト・モノ・カネ・情報に限定されます。
その中で私たちが最も細心の注意をするポイントは、ヒトの部分で経営者の考え方に
クローズアップして寄り添います。
これは大げさな話ではなく、本当に重要なポイントで見逃せないところです。
特に、会社経営になりますと様々な問題があり、その深刻度合によっては緊急事態状態の場面が多くあります。
そんな緊急事態状態を打開するにはその企業・組織の経営者が『何が何でも再生してやる!』という意気込みや覚悟があれば、その企業・組織はまだ死んでいません。生きる力があります。
逆に覚悟がない経営者の多くは、他人に依存し自分自身で判断基準をもって決断をしないから、機会を逃し企業・組織の力を奪うことになり兼ねません。
このような場面を幾度も目の当たりにしてきましたので、失敗させたくないのです。
昔からチャンスはピンチの顔をしてやってくるとか言ったもので、会社の危機も同じだと
事業再生の現場に入りながらよく感じます。
このピンチをチャンスに変えられる経営者の共通点は、皆さま全員一致して『素直』であること、ダメな部分は認め、前に進む覚悟をした人たちは皆様ホントに素直です。
昨今では真っすぐに仕事をするとか、真面目にコツコツとか敬遠されがちな世の中ですが、実はこの真っすぐさとか、真面目さは素晴らしい能力だと私は感じます。
この真っすぐさ、真面目さがあればこそそこに人が感動し、共感して力を貸してくれる。
企業・組織であれば、経営者が真っすぐ、真面目に再生に向き合えば、部下や関係者の
皆様が必ず力を貸してくれます。
その力こそがピンチをチャンスに変える源だと私はいつも感じます。
非常事態こそ皆で一致団結して力を合わせてピンチをチャンスにかえることができる。
だから、経営者の役割って尊いのだなと思います。
素直な正体は、真っすぐと真面目かな。
本日もありがとうございました。
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