【創業者を越えなければ二代目の存在価値はゼロ】

お疲れ様です。コラムをご覧いただき、ありがとうございます。

紬マネージメント株式会社の代表 河村一と申します。

このコラムは、会社経営の困りごとの知恵袋と題しまして、経営のヒントや私が日常生活の中で素直に感じたことを、必要な方にお届けするコラムとなります。

宜しくお願い申し上げます。

先日ある会社の会長さんとお話する機会がありまして、その話の内容がコラムの題名の通り『創業者を越えなければ二代目の存在価値はゼロである』という中々厳しい内容のお話ですが、私も多くの企業に携わり二代目の存在価値について考える事が沢山あります。

その会長曰く、多くの中小企業が同族の中から二代目を選出する事を当たり前にしているが、自分の息子もしくは娘等が本当に経営者に向いているかどうかの見極めもせずに、後を継がせる企業がほとんどだと・・・。

会長が二代目候補に対する見極めで最も大事にしていることは、『人望があること』と仰っていました。

これには私も同感です。会社組織の中で部下が上司やトップに最も求めるものは

『トップの姿勢』であるからです。部下たちは頼りがいのあるトップを求めますし、

そのトップの力量をすぐに見極める事ができます。

上司の評価は部下にヒアリングすれば、おおよそのズレはなく正しく評価されていることが多いのです。それほど現場の実行部隊である部下の評価は正しい。

人望があるトップがいる会社は、社員さん達が伸び伸びと自分の役割を120%果たす行動をし、その結果として全員経営の会社ができあがる。

そもそも、創業者を超えるなんて言葉では簡単に言えますが、創業者と二代目以降の

役割はそれぞれ違うのですから、そんな言葉に囚われる必要もないのだと私は思います。

更に付け加えると名実ともに経営者なら、自社の強みを生かしながら、お客様の為になるサービスを実行すれば話は早いのですが、人望に加えてこの『実』がない 二代目も創業者を超えるどころか、名ばかりの社長になってしまうのも現実です。

社長に就任してから社長業を勉強しているヒマはない、実践で勉強していたらたちまち強者共に飲み込まれていい様に出し抜かれる。

会社を引き継ぎ、社長に就任するならばこの『名実』を備えて挑む業ということになります。

本日もありがとうございました。

※写真は 炭焼き弁当 たまご家 名古屋出張販売所二号店 チラシ!

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この記事を書いた人

長く企業の財務経理の現場に携わる中で、数字こそ経営状況が表れると切実に感じております。数字と密に接してきた経験を活かし、数字を通して会社の状況を的確に判断し、解決策を講じられると思っております。

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